暮らしの豆知識 2016.01.27 UpDate

WEDNESDAY JANUARY 2016

No.3 家を買うにはいくらあったら大丈夫?

野田暮らしの住です。


「家を買うにはいくらあったら大丈夫?」


の、第3回は前回の続きで、「頭金」についてお話します。


 家の画像 


まず、一般的に頭金とは・・・


分割払い(ローン)で最初に支払うまとまった金銭のことを言います。


◎頭金を準備する時代から全額ローンの時代へ・・・


家を購入するということは一生のうちでそう何回もあることではなく、一番高い買い物です。


恐らくほとんどの人が、自分ひとりの考えではなく、


伴侶・御両親・御友人に相談の上で検討されていると思います。


そんな時に必ず「頭金は?」話題が出てきます。


私が家を購入した時もそうでした。


特に御両親や御年配の方は「必ず頭金は準備しないと・・・」と言われます。


頭金があるということは、ローンの借入額が少なくなる(借金が減る)わけですから、基本的には正解です。


それとは別に、御年配の方が頭金を・・・


と考えている理由があります。


理由は2つ!!


実は、かつての住宅ローンは100%の借入が出来なかったんです。


80%の借入が主流でした。


例えば3000万円の家を買うためには600万円の頭金と2400万円の借入(ローン)となっていたわけです。


それが、時代の流れと共に変化し今では100%の借入が可能となりました。


要は、国や金融機関が家を購入することを推奨する時代となったわけです。


もう一つは金利の問題です。


私の親(現在67歳です)の世代の方々が家を購入していた時代のローン金利は、


今ではちょっと想像しにくい金利かもしれません。


下のグラフにあるように、ローン金利はバブル崩壊後に急激な下降線を辿り、


今の金利はほぼ底値といっていいと思います。


 ローングラフ 


過去の日本は常に経済成長を続け、


その成長と共に日本の日経平均株価やGDPが表す日本の経済力(企業)、


日本人の経済力(購買力)も上昇一辺倒でした。


高景気に後押しされ銀行金利は上昇を続けました。


一時は8%という驚異的な高金利までいきましたが、


バブル経済の崩壊と共に日本の景気は奈落の底に叩き落とされました。


企業は資金繰りに行き詰まり、国民の購買力は急激に落ち込みました、


そしてそんな日本を復活させるために金利は急激な低金利に突入していったのです。


企業は低金利で資金を調達することが可能となり徐々に息を吹き返し、


国民も購買力を取り戻していきました。


その象徴的なものが住宅購入といっていいでしょう。


住宅ローン金利は基本的には4%~2%のレンジ(変動幅)と言われています。


4%を超えると下がりやすく、2%を下ると上がりやすいということです。


今現在は2.475%とほぼ下限に近いところですが、


実際に借入をする時には、これに加えて優遇措置が用意されています。


銀行によっては最大で1.7%の金利優遇が受けられます。


つまり、借入方法によっては0.775%という非常に低い金利でローンを組むことが出来る時代になったんです。


今が最低金利と言われる理由です。


例えば、バブル期の平均的な金利の6%でのローンと、


今の平均的な金利1.6%(フラット35)で比べてみましょう


(3000万円の借入・借入期間は35年・元利均等支払い・固定金利にて)


➀バブル期の6%では・・


月々の支払いは171,000円/総支払額は約7,180万円/内利息分は4,180万円


➁現在の1.6%では・・


月々の支払いは93,300円/総支払額は約3,920万円/内利息分は920万円 となります。


びっくり!!のデータでしょ。


そして、600万円を頭金で支払い、2400万円のローンだと・・・


◎月々の支払いは136,800円/総支払額は5,740万円/内利息分は3,340万円となります。


そりゃ、頭金用意するでしょ!!


これだけ金額が違ったら!!


600万円の頭金で利息分が800万円以上変わるんですよ!!


ちなみに、今の金利では・・・


◎月々の支払いは75,000円/総支払額は3,140万円/内利息分は740万円となります。


もし最低金利の0.775%だったら・・・・????


つまり、日本の景気がよかった昔は、貸す側の銀行も


「こんな金利じゃちゃんとお金用意出来る人じゃなきゃ、


安心して金貸せないからお金用意出来る人じゃなきゃ貸さないよ!」


ってことでした。


でも今の銀行は、


「金利も低いんだから、ちゃんと仕事してる人ならちゃんと返してくれるよね。


金利低くしてる分うちも儲けが少ないから皆んなジャンジャン借りちゃってよ~」


ってことなんです。


ちなみに、この今の低金利は、


国としても国民の皆さんに家(家という財産)を持ってくださいという意図があるのです。


(それについてはまたの機会にお話します)


こうした時代背景から、昔は頭金が当たり前・・


というか頭金が無いと家の購入が出来なかったのが、


次第に頭金無しのフルローンでの家の購入が増えてきているのです。


ただ、これだけでは頭金いらないという理由にはなりません。


だって、前回にも言いましたけど金利がどーでも借金は少ないほうがいいですもん。


金利が安いといっても借入金額が少なくても借入額が少ない分金利に支払うお金は少なくなりますもんね。


実は本当の理由は他にあります。


それについてはまた次回・・


キーワードは「団体信用生命保険」です。


御存知の方はピンときたはず・・・


次回は団体信用生命保険と返済計画についてお話します。

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